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気ままに好きでいませんか

さつてん6話感想


時は遡って、ザックが子供だった頃。
静まり返った施設の一室の中、ザックは一人スプラッター映画を見ていた。
無残に切りつけられる人たち。飛び散る返り血。
それを眺めながらザックは不敵に笑っていた。

「……なんだ。こうすりゃあ、いいんだ」




「今だけ、オレに捕まるな」
新たな約束を聞いたレイチェルは薬で正気を失ったザックに捕まらないように、必死で逃げ出す。

——逃げなきゃ。
あの時とは違う。私が生き延びるためじゃない。
ザック自身のためにも、今だけザックに捕まらない。



ザックを振り切り入り込んだ一室は行き止まり。
追いついたザックに鎌を突き付けられるレイチェル。
ここまでかと諦めて目を閉じたその時、突如銃声が響き渡り、腕を撃たれたザックはその場に崩れ落ちる。
いいところを中断しちゃってごめんなさい。ここは銃の刑罰の部屋だから撃ってあげたの、と言いながらキャシーが現れる。
その名の通り、その部屋はレイチェルとザックの周りをたくさんの銃が取り囲んでいた。

「とっても愉快だったわ、あなたたちの仲間割れ。特にザック、あなたはとっても模範的で理想の罪人ね!あがいたところで結局衝動を抑えきれないところなんて、ほんと素敵」

惚れ惚れした様子のキャシーに、ザックは苛立ったようにキャシーに鎌を向けようとするが、強化ガラスによって跳ね返されてしまう。

「ザック?どうしちゃったの?相手を間違えてるわよ」

そう言い、レイチェルに一つの拳銃を与えてやる。

「さあ、戦い合いなさい。そして、生き残った方をもっと素敵に断罪してあげる!」

そうすることに対する意味の有無に違和感を感じるも、レイチェルはおもむろに拳銃を拾い上げる。
そのまま立ち尽くすレイチェルに「撃つなら早く撃てよ」と未だに薬の影響に体を震わしながらも鎌を突きつけるザック。

「お前が撃たなくても、オレは我慢できねえぞ」
「私は撃たない」

一度向けた拳銃を下に下ろすとそうきっぱりと答える。
レイチェルの手を掴み、「撃つなら撃てって言ってんだろ⁉この距離なら間違いなく当たるんだ」と自分の胸に銃を当てさせるも、レイチェルは首を横に振る。
…空気読まなくてすみませんですが、緊迫した状況にも関わらずここのシーンでおもっくそときめいてしまった。

「何度聞かれても同じ、ザックを撃たない。これは私の意思」
「ザックに切られるのはいい。でも、あの女の思い通りになんかならない」

…レイチェルぐらいの年の女の子がわりと年上っぽい女性に向かって「あの女」って…なんか……いいよな……。

「だって、私もザックも“道具”じゃない——」
「切るのも切られるのも、私とザックの意思だよ」

その言葉に、ザックの脳裏に幼少期の自分の姿が思い起こされる。
そして顔を手で覆って笑いだす。

「ああ、もう我慢できねえ。なあせめて笑ってみろよ今!」

そうして見せられたあの時のような、あの時以上にも見えるレイチェルの笑顔に、ザックは何かを堪えるように下を向き「……下手くそ。ほんと目が笑ってねえんだよお前」と呟く。


「でもな。それが本物になったら最高だ。そのお前を斬る想像をしただけで、オレは誰よりもいい笑顔になれるぜ?」
「自分をやっちまえるぐらいにはなあ!」


そう言い、突如自分のお腹を切り裂くザック。
その場に倒れ込むザックにレイチェルは目を見開き駆け寄ったところへ、「はあああ⁉」と声をあげながらキャシーがその場に下りてくる。

「ああおぞましい。模範的なんて間違いだったわ!レイチェルは罪人のなりそこない!ザックは欲望に駆られて自分で自分をやる程愚かだなんて、失望したわ!」

断罪に水を差したあなたは本当につまらない人間ねレイチェル!と詰め寄りつつも、仕方なくレイチェルを断罪しようとしたところへふと聞こえた、ザックのうめき声。

「あらやだ!生きてるじゃないの!」
「……ザックを断罪するの?」
「ええ!だってこんな素敵な罪人を断罪するのは、私しか有り得ないでしょう?」

そう言いザックを踏みつけながら高笑いするレイチェルにふと、“とある記憶”が脳裏を駆け巡る。

——だめ。
ザックに手を出させない。
だって、私の約束を守ってもらうのは、ザックだから。

そう言い、おもむろにポシェットから“別の銃”を取り出して。

「——バン」


キャシーに向かって銃を放つレイチェル。
原作ゲームや漫画の時も思ったけど、この場面ってやっぱり口でバンって言ってたんだなっていうふとしたどうでもいい感想。

一度呆然と口から血を吐いた後、再び憎悪の感情に満ちた表情を浮かべるキャシー。

「とんでもない本性を出してきたわね!この罪人女!断罪してやる!断罪してやる!この涼しい顔の下の悪魔を、私が断罪してやる!!」

その直後、突如腕が切り裂かれるキャシー。

「——うるせえよ」
「撃たれて嬉しそうな顔してんじゃねえよ。おかげで切りたくて、切りたくて、目が覚めちまったじゃねえか!」

ザックの復活キタ—!

今回も見ていてハラハラしたー。
ああ~、でもザックの「ああ、でもすぐに眠っちまったなあ」はカットか。
この場面、正直原作ゲームの方が臨場感あってそっちの方が好きだったかなという印象だったんだけど、改めてじっくり見てみるとカメラワークとかめちゃくちゃ緊迫した感じでめちゃくちゃいいな!
キャシーさんが断罪してやる!って言ってる場面の下から上にカメラを流していく感じ、あれがお気に入り。

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