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気ままに好きでいませんか

さつてん12話感想


目の前の扉を開けて部屋に入ってしまったザック。
そこには床にこびりついた血の痕。散らばる造花の数々。
ソファに並んで置かれた夫婦の遺体。
その口元にはなぜか赤い糸で縫い付けられた痕があって——。



レイチェルはどうしよう、どうしよう…と焦りながらただひたすらに考えを巡らせていた。
そして……、

「ザック、お願い。お願い、早く——!」

ザックに、今すぐここで約束を守ってもらおうと迫るレイチェル。
ザックは急に様子がおかしくなったレイチェルに戸惑いつつも、ここでその約束を果たしてどうすんだよと一蹴。

「約束したじゃねえか。外に出ていい顔をすりゃあ、願いを叶えてやるよ」

その言葉に絶望したように顔を青ざめる。
尚もザックに、お願い、ザック。お願い、早く!私の神様なら……!と縋りつこうとするが、ふと部屋に置いてある聖書の存在、そしてB2フロア去り際、グレイに言われた言葉を思い出したレイチェルは、そのまま倒れてしまう。



急に倒れてしまったレイチェルを揺さぶり起こそうとするが、レイチェルは気を失ったまま。
『私の神様』
そんな彼女の言葉にふと複雑な気持ちを感じつつも、ふと部屋の外から聞こえる物音に気を取られ、様子を窺いに外に出る。
そこにはただ、動く仕掛けの玩具があっただけなのだが、その隙にどこからともなく現れたダニーに部屋から閉め出されてしまう。ふざけんな、開けろ!と扉を叩くも、鍵をかけられてしまい中に入ることはできない。

「ザック。君は何も知らずのうのうと彼女の横にいた!」

眠るレイチェルに優し気な視線を向けていたダニーは、突如ザックに向けて語調を荒げる。

「彼女のことを全部知ってごらん?彼女にふさわしいことは何なのか——その答えがわかれば、君をここからだしてあげてもいいよ?」

勿論君一人だけ、ねと不敵な笑みを浮かべるダニーに、全くもって意味がわからないながらもとりあえずフロアを探索するしかできないザック。
その後の探索パート。ところどころ端折ってる部分はちらほらあるけど、ほぼ原作通りで原作ゲームと見返してみるとほとんど忠実に再現されてて面白いなあ。

そして、落とし穴の罠にかかってしまったザックが途方に暮れていたところで助けてくれたのは、グレイ神父
グレイがなぜザックを助けたのか、そして何を伝えに来たのか。
それは、かつてのザックと今のザックの変化が気になったのだという話だった。
元々幼少期から神や神を信仰する者との関わりが近かったグレイは、やがて神の身として神の目線に立ってみようとしたらしい。
そして出来たのがこのビルのフロア。
地下7階に集められた人たちが観察対象。そしてその人たちに裁きと試練を与える、“天使”という役割が必要だった。
その“天使”が人をあやめることに抵抗がない者である、フロアの主たち。
——だが途中、規約に反し、生贄となり、やがて一人の少女との歪な誓いを元に二人で外を目指そうとしているザックの姿に、興味がわいたグレイ。
そして、観察対象がザックから、ザックとレイチェルの二人になったのだという。

「お前たちがどういう行動をとるのか、何になろうとしているのか、何者なのか——見たいのだ」

そして、ダニーが与えた試練はザックにはいささか難しいということで、グレイが手を貸してくれることに。
その導きのまま、家の2階ににある部屋へ向かうザック。
一方、目を覚ましたレイチェルは、その部屋にあった監視カメラの映像でその様子を確認し、顔を青ざめていた。



そんなレイチェルを楽しげに見つめながら、ザックが全てを知るのは時間の問題だよ?と畳み掛けるダニー先生。
こいつはレイチェルが怯えたような、青ざめた顔を見て何がそんなに楽しいんだ?って見ながら少し腹立ってしまったんだけど、ダニー先生的には今の状況がうれしくてうれしくてたまらないんだね。
ザックに知られたくないことを知られてしまい、それに絶望するレイチェル。
そうすれば、先生の“理想の目”にますます近づくから。
だからもっと落胆して。もっと絶望してほしいだね。
理由がわかったところで許さん。
すぐレイチェルにさわるとこも含めて全てだ。


そうして、レイチェルの部屋に着いたザックは、そこに設置されてあったテレビをつける。

——そこには、レイチェルの両親が遺体で発見され、その娘であるレイチェルが保護された。という報道番組が映っていた。





そういや原作ゲームではグラフィックなかったから当然なんだけど、レイチェルの両親の顔をちゃんと見るの初めてだな~
あと空気読まない感想で申し訳ないけど、グレイさんと話してる最中早とちりして鎌を構えようとしたザックに「話を聞かぬか!」と一蹴されて一瞬ひるんだように黙り込んだザックがかわいかった。

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さつてん11話


魔女裁判の判決により火あぶりの刑にされてしまうレイチェル。



「さあ、己が魔女だと告白するのだ。己の正体を吐き出し、神聖な炎の中神にその身を捧げよう!」
「……私は、魔女じゃない。私の知ってる神様はそんなことは言ってない。聖書にはそんなことは書かれてなかった」
「それは当然だ、レイチェル・ガードナー。——なぜなら、私が神だからだ!」

ゲーム初見時、「えっ……?」ってなってつい思わず笑ってしまったところ。
この人は急に何を言い出してんだ?って思ったけど、後々進めていくとこの言葉の意味もわかるんだよな。
つまりグレイはこの教会の神父様、もといこの施設の神様的存在ってことなんだよな。



神様がいない?どうして……?そんなの嫌だ!
あの神父は自分が神様だと言った。
……違う。私は、あの神父じゃだめなんだ。
私との約束を守ってくれるのは、ザックがいいのに……!

燃え盛る熱い炎の中、レイチェルはふと自分の手の中にある冷たいものに気付く。

熱い……熱くて、でも…冷たい……。
……これは、何?


ふと真っ白な空間のような意識の中で、レイチェルはザックのような後ろ姿を見つける。

……大切な。大切な、もの。
私が傷付けて、だめにして。
でも私を、ずっとずっと、助けてくれたもの。

再び、炎の空間の中で目覚めると、気が付けば十字架から落ちていて、手にはザックのナイフが握られていた。
レイチェルは、その冷たいナイフにそっと指を這わせて……、


「——なんだ。神様は、ここにいるじゃない」


そう呟いた途端、炎の空間は、元にいた教会に戻されていた。

「……なぜ、目覚めた?」
「このフロアのおかしなことは、全て幻覚。“私の神様”が目を覚まさせてくれた」

魔女を浄化できなかったのだな、と息をつくグレイにもう一度はっきりと否定する。

「契約なんてしていない。誓いがあったの。それは、私の神様からの誓いよ」
「……そうか。君という魔女は、そう考えることを選んでしまったのか」

それが間違いであろうと、嘘で塗り固められたものであろうと、構わないのだな?
そう言うグレイの問いにも揺るがないレイチェルに、グレイはとうとう薬がある部屋まで案内する。
薬を手に入れると、レイチェルは急いでザックのいるところへ。
幸いにもザックは無事で、眠っているだけのようだった。
薬を塗っている途中、ザックは目を覚ます。
ザックがこの薬はどうしたのかと聞くと、神父にもらったものだと説明する。
ああ、あいつか……とやはりあの神父のことを知っている様子のザック。
そして薬での治療を終えた後、針と糸でザックのお腹を縫うレイチェル。
赤い糸でお腹を縫うシーン、一見おかしな光景に見えるんだけど、なんだか綺麗っていうか、繊細なもののように見えるんだよな。

途中で治療を終えたレイチェルが眠っちゃってザックが「しょうがねえな。少し、休むか」って息をつくシーンはほっこりした。



そうして上を行くエレベーターを見つけ、それに乗り込む。次はいよいよB1のフロアへ。

ザックのこと、昔のことなどを色々話しつつ、レイチェルは改めてあの誓いについて再び確認をする。
ザックの返答もいつもと変わらないものだった。しかし……。

「言っとくけど、オレの言葉に何一つ嘘なんかねえぞ」
「嘘、か……」

その言葉を聞いた途端、レイチェルの脳裏に再びB3で蘇った映像が映り込む。
夫婦のような男女の姿。男が女を組み敷き、刃物を突きつける光景。

「ザック。あのね……実は、……私、」

しかし、言葉はそれ以上続かず、結局ごまかしてしまう。

——言えない。やっぱり、言えない。

『オレは、噓が嫌いなんだ』

いつだかB5フロアでザックはこう言っていた。
昔、自分におべっかを使って生き延びようとした女がいて、結局捕まえたということを。
そして、B3フロアで薬により理性を失った後もザックは変わらず噓が嫌いだと言っていた。

『神というものは、嘘をつくものや穢れたものが嫌いなのだ』

そして、薬を手に入れた後、グレイに言われた言葉。

ザックは嘘つきが嫌いで、神様は穢れたものがお嫌いだから。
私の手が穢れていて、ずっとそれを隠していたことがわかったら、きっと私のことを嫌いになる。
ザックには本当のこと、もう言えない……。
そう俯くレイチェルに、容赦なく現実は降りかかってくる。

エレベーターを出ると、そこはどこかの家のような場所。
床には血の痕。

……ああ、どうしよう。ここだったんだ。
私は、ここにいたんだ。


ザックはゆっくりと奥の部屋に続くドアを見つけ、そこへ近づいていく。

ザック……待って、だめ、行かないで……!

——その部屋を見ないで!


最後のシーン、原作でもお気に入りのシーンだったんだけど、アニメで見るとより一層鳥肌がやばかった。
確か、漫画版でも同じぐらいのとこやってたよね。楽しみ!

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さつてん10話感想


前回、ザックと再び別れ、今度こそ必ず薬を手に入れてくると約束したレイチェル。
向かった先でも再び甘い香りがむせ返り、レイチェルの目の前で次々と起こる不思議な出来事。
もう一度以前のフロア主が彼女の前に現れて、行く手を塞いでいく。
電気椅子でビリビリに痺れるレイチェル…正直興奮s……
れども、レイチェルは目の前に行く手を阻む人物やものが現れる度に——、

「……邪魔」

その一言で、ザックから受け取ったナイフで突き刺していく。
そうして辿り着いた教会。
そこから聞こえる、先ほどグレイとザックに言われた言葉。

——「誓いをたてたとして、その誓いを神が選ぶか君にはわかるかね?もし、神の御心が違った時、君はどうする?」
——「神なんざ、この世にいねえんだよ」


「……いやだ。いやだ、いやだ!やめて……!」
「私との約束を果たすのは、ザックがいい。ザックに生きててほしい」
「でも、神様がいなかったら私……どうすれば……?」

そう呟いた途端、周りの景色がクリアになり、目の前にグレイが立っていた。



「不思議なのだよレイチェル。君は、何者だ?」

レイチェルを見下ろしながら、グレイは先ほどと同じようにふと問い掛ける。

「ダニーは賢くて思慮深い者だった。だからこそ、身勝手な行動などとらなかった」
「ザックはとても純粋な者だ。それが、君の願望によって酷い目にあっている。——それらは全て、君に会ったからではないか?」

「君は、我が天使たちをたぶらかす魔女なのであろう!」

「違う。違う!」
「ならば、今から君を裁判にかけよう」

そうして現れた場所は、裁判所。
気が付くと、レイチェルはそこの被告人席のところに立っていた。

魔女裁判きたー!


そして、証言者として現れるエディとキャシーとダニー先生。

キャシーの「罪人に出し抜かれ、断罪人である私が撃たれた。そして挙句の果てにこの女の罪人ぶりに喜んでしまった」
エディの「僕はいつもレイチェルのためを思って行動してた。なのに、レイチェルの行動はいつも自分のためだった。自分のことしか考えてなくて身勝手!」
と一見証言になりきれてないようなグダグダにも見えたけど、一応後でその証言が魔女裁判による証拠になってしまうんだよなー。

そしてダニーの「彼女の瞳は生きていて永遠に生気のない瞳。だって彼女の心は間違いなくおかしいから!彼女の魂が救われるわけがない!だって、彼女は奪う側だから



途中興奮のあまりレイチェルの頬に手を伸ばそうとしてたけど、さすがにグレイさんに止められました。
お触り禁止です、ダニー先生。
何レイチェルの許可なく触ろうとしてんのじゃ。隙あらば1話の時からちょこちょこ触ろうとして!バーカ!


けれども、結局グレイの判決によって魔女とみなされてしまう。
ダニーの「真実を語りながら、誰よりも長く見ていたレイチェルを否定することはなかった。心酔していた」
エディの「己の目的以外他のものを顧みない身勝手さ」
キャシーの「君に欺かれた挙句、魅了されてしまった」
これらの証言がグレイの言う“魔女”だという証拠になり……
火あぶりの刑として、レイチェルの周りに炎が立ち込めて——?



キャシーさんの、「撃たれた時、喜んじゃったことよ!」の一見トンデモ発言に聞こえるあのセリフ、アニメでは別の言い方に変えられてしまったか~
あのセリフ面白くて好きだったからアニメでも聞いてみたかったんだけどなあ。
まあでも、初見の方がいきなり聞いたら「???」ってなるだろうからよりわかりやすく変えたんだろうね、しょうがない。

あと、教会のステンドグラスだったり、周りの景色の色合いとかすごく綺麗だなって思った。

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さつてん9話感想


「ああ、生きてるんだね」
「こんなに弱って……とどめをさしてあげようか」

そうザックの目の前で不敵に笑うのは、ダニー先生。
瞬時に気配を察知したのか、咄嗟に飛び起きて鎌を構えるザック。
何でてめえがここにいる?と睨みをきかせるザックに、レイチェルを追いかけてB6フロアを出たことを知っていたらしいダニーは、服の下に安全対策をしていたとのこと。

「ねえ、どうして君がレイチェルを連れて歩いているんだい?……そして、彼女は今どこにいる?」

穏やかな顔を一変して、表情を消してそう尋ねるダニーに答えるわけがねえだろと嘲笑う。

「それに、もしもう消しちまったって言ったらどうするんだよ?ええ?」
「——このクズ」

途端に息を荒げながらそう吐き捨てるダニー。正直ここのシーン好きです、はい。

「彼女の瞳を見続けてきたのはこの僕だ!なのに、お前みたいな奴が彼女を消しただだって?」
「あの瞳は特別なんだ!僕はずっとずっとあの瞳を探していたんだ!生きているのに生気がなくて、あんなに静かで、美しくて……!」
「彼女の瞳は僕のものだ!ずっと見てきたんだ!」

※レイチェルの瞳はレイチェルのものです。
熱くなってるとこ申し訳ないけどやっぱり言ってることめちゃくちゃやないか。レイチェル本人にそう突っ込まれたら何て返す気なんだこの先生。

それがどうしたんだよ?オレはお前みたいにあいつの目に興味なんかねえ。
でもあいつはオレにそう望んでいる。だからレイをどうするか決めるのはお前じゃねえ。このオレだ。
——レイチェルが、君に?ザックのその言葉に一度ショックを受けるが、レイチェルが生きてることがわかってひとまず安心するダニー。

「……ああ、そうだ。ボロボロの君に提案をしてあげよう。実は僕薬を持ってるんだ、それで助けてあげよう」
「何企んでる?」
「レイチェルの目を僕に差し出してくれるなら、ね」



その言葉にザックは笑い出す。

さっきオレはあいつの目に興味なんかねえって言ったが、ありゃやめだ。
笑うも泣くも、目ん玉がなきゃつまんねえよなあ。
そう言うと、ザックは再び鎌を構えだす。

「だからてめえにやるものは何一つねえよ!」

「あーあ。バカなやつ」

ダニーがそう吐き捨てると、ザックを置いてそのまま背を向けて行ってしまう。
待て!と咄嗟に追いかけようとするが、力尽きてそのまま膝から崩れ落ちてしまうザック。



B6フロアで、初めて2人が出会った場所に辿り着いたレイチェル。
ザックが住んでいた場所だった。
そこは、荒れた感じの部屋だった。
ボロボロのソファに、食べかけのスナック菓子やフレーク。文字書きの練習をした紙などが散乱していた。

——ザックのことは、何も知らない……

そして、ザックに言われた通り、部屋に会った彼のナイフを手にし、グレイのところまで戻る。
そのままB2フロアに戻ると、ザックの姿はなかった。
まさか、という目でグレイを睨むも、彼は再び思いもよらないことを口にする。

「やはりこの不幸の連鎖は君が原因だ。レイチェル・ガードナー」

どういうこと?と眉を潜めるレイチェルに、ダニーはフロアにいなかったのだろう?と尋ねる。

「真面目で思慮深い彼が、なぜかおかしな行動を始めた。それは君のせいじゃないのか?」
「……そんなの、私のせいじゃない!」

そう否定するレイチェルに私はずっと君の行動を見てきた、と畳み掛けるグレイ。

「ここの歯車を狂わせる君がどんな存在なのか、興味がわいたのだ。それが、悪影響を及ぼすものであれば、裁きを下さねばならない」

……君の行動はあまりにも身勝手で容赦がなさすぎる。
ザックを助ける時も君はこう言っていた。
——『ザックに、私との約束を守ってほしいから』
君の行動は全て自己愛に過ぎない!
そう、グレイにはっきりと言われたレイチェルは……。



そうしてグレイと別れた後、一度ザックと再会するレイチェル。
改めてザック自身に、ザックがした神への誓いを口にするレイチェル。
だが、そのザックに「——神なんざ、この世にいねえんだよ」と告げられて——?


レイチェルが笑うシーンは、漫画版の表現に寄せられてて、あそこのシーンすごく好きだったのでアニメでも見れた時はなおのことぐっときました。

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さつてん8話感想


B3では遠隔操作によってすがりついてくる罪人たちを容赦なく撃ちつけるレイチェル。
B4フロアの試練でも同様に、レイチェルにすがりついてくる手の亡霊みたいなものも、顔色一つ変えることなく踏みつぶして先へと進んでいく。

「哀れな子羊か。それとも悪魔か——」

そんな様子を眺めながら、グレイは意味深な言葉を呟く。

それとは別に、それぞれのフロアの主もそこに現れて、レイチェルに思いの思いのままに言葉を告げていく。
前回言い忘れてたけど、これらの姿もグレイが作った甘い香りによる幻みたいなものなんだよね?





「レイチェル、あなたって酷いことするわねえ。痛み、苦しみに嘆く者に対して、“邪魔”の一言で簡単に切り捨て……ザックに約束を守ってもらうためなら、どんな手段でも選ばないのね?」
「見ちゃったよレイチェル、君が泣き叫ぶたくさんの手を見下して踏みつけたところ!ひどいよ、ひどいよ。ねえ悲しい叫び声を聞いても、レイチェルは何も感じないの?……レイチェルは自分のことしか考えないんだね」

キャシーやエディにこういう言葉をかけられても、レイチェルは一度驚愕したような表情を浮かべるものの、再び顔色を変えることなく先へ進み扉を開けるスイッチに向かう。
スイッチを押した後、グレイの「スイッチを押す時に、邪魔をしてきたものはなかったか?」という問いかけに、レイチェルはB3やB4フロアで見たもの、そこでやったことをそのままグレイに伝える。
B3のフロアでは「全部撃った」B4のフロアでは「踏みつぶした」とだけ。

「それらは、泣き叫んではいなかったかね?」
「……いいえ」
「なぜそう言える?」
「だって……あれはぬいぐるみ」
「君には間違いなくそう見えていたのだな?」



B4の動く手は、レイチェルにとってはぬいぐるみという無機物でしかなかったという。
レイチェルの言葉や彼女の様子に何かを考えこんでいる様子のグレイだったが、そのままB5のフロアへ。
ダニー先生のフロアに辿り着いたレイチェルは、フロア内のあちこちを探し回るが、どこにも薬はなかった。
薬がなくなっていた理由をグレイに尋ねてみるも、その理由は把握していないという。

「原因は君ではないか?レイチェル・ガードナー。この全ての不幸な出来事を、己が作り出したというように考えたりしないのか?」

焦るレイチェルに、グレイはふと不可解な言葉を投げかける。
その意味とは一体——?



そして、ザックの過去編再び。
これ、もしかしてジーンの最新話であった話じゃないですか?(雑誌まだ読めてない勢)
ツイッターでちらっと見かけてたけど、もうアニメになってたりするのか!
って思ったけど、調べてみたら小説版の方であった話なんだね。
小説から漫画へアニメへといった具合に、どんどん話が繋がっていくというか掘り下げられてる感じ?なんかいいなあ。

あの施設を出た後、通りがかった女性から奪った車で眠っていたザックに声をかけてきたおじいさん。
ザックにパンを食べさせてやり、この家に好きなだけいてもいいというおじいさん。
何でこんなことするんだというザックの問いに、ただ「さびしいんだよ」とだけ答える。
その言葉の通り、おじいさんに色々良くしてもらうザック。
ただ、ザックの胸の中にはぞわぞわした言いようのない、とある衝動が未だ渦巻いたままだった。
これなら……とナイフを手にし、おじいさんが寝ているところに近づいてみるものの、結局何もせずに戻る。
そんなある日、おじいさんが買い物のため数日家を空けることに。
書き置きもあったが、字がわからないザックには読めず……とうとうある衝動が抑えきれなくなったザックは、再び町に出かけることに。
人だかりを見つけ、そこに進んでみると、そこにはおじいさんらしき遺体が……。
そこから離れたところでは、若い男と女が二人、おじいさんの財布と思わしきものを見ながらケタケタと笑っていた。
そこに——。

「……楽しそうだな」



ナイフを手にしたザックが、若者に近寄る。

——こういう楽しそうな連中がいるから、化け物が……

その衝動のまま、容赦なく若者に襲い掛かるザック。
こういうへらへらした楽しそうな奴らをぶっ壊して、絶望させてやりてえ!
自分の中にあった衝動の正体に、ザックが初めて気づいた瞬間だった。


ザックがあの若者を攻撃したのが、
「おじいさんに手を出されたから」ではなく、「嬉しそう、楽しそうな顔をしていたから」っていうのがね……今までの境遇が境遇とはいえ、その時点で既に歪んでしまったのかあ…という物悲しさ。
でも、ザックを助けてくれたおじいさんには攻撃しようとしなかったこと、おじいさんの笑顔を見ても“そういう衝動”が生まれなかったことは、やっぱり前者のような気持ちもほんの少し、含まれていたんじゃないかなって思ってもいいのかな……?
ザックのおじいさんに対する呼び方が(心の中とかで)「じじい」から「じいさん」に変わってるのも私的にポイントです。

そして、もう一度現在時間のパートへ。
眠るザックに忍び寄る一人の人影。

「ああ。生きてるんだね」



まさかのダニー先生。
お前も生きてたんかい!(原作を知ってる人)
次回はダニー先生とザックの対決が見れる!わくわくすっぞ。


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